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インタビュー・レポート

事例紹介
鉄道技術展

鉄道ビジネスの“今と未来”が集結!
「第2回鉄道技術展・大阪2026」が過去最大規模で開催

産経新聞社が主催する、鉄道技術の総合見本市「第2回鉄道技術展・大阪2026」が、2026年5月27日(水)から29日(金)までの3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されました。

「鉄道技術展」は、幕張メッセで2010年から重ねてきた実績をもとに、2022年に大阪で初開催。コロナ禍でありながらも多くの関係者が集い、満を持しての開催となった今回の第2回は、会場を拡大。土木・インフラ、運行管理、車両、旅客サービスといった、あらゆる鉄道分野の最先端技術が一堂に会し、すべてのブースが埋まる「満小間」の盛況ぶりとなりました。

業界共通の課題である「省人化・自動化」やDX推進を追い風に、日本全国から集まった出展企業による活発な商談、そして未来の担い手たちの熱気にあふれた3日間の様子をレポートします。

期待に応えて過去最大規模!
2万3000人以上が目撃した最新技術の競演

初日こそ一時的な雨に見舞われたものの、会場は開場直後から長蛇の列ができるほどの賑わいを見せました。3日間の合計来場者数は23,099人に達し、前回の18,348名を大きく上回る大幅な増加を記録。出展規模も336社・746小間(前回は270社・555小間)へと大きく拡大し、鉄道ビジネスへの関心の高さが改めて証明される形となりました。

開幕中は多くの人が来場し、鉄道業界への関心の高さが伺えた

活況の背景にあるのは、鉄道業界共通の課題である「人手不足」です。それを解決するための省人化・自動化技術へのニーズや、DX(デジタルトランスフォーメーション)をフックにした通信会社・ITスタートアップの新規参入が、展示会全体の熱量をさらに押し上げていました。

初出展企業も驚嘆!
通路まで人があふれた「熱狂」の商談現場

各ブースや通路は、行き交うビジネスマンと白熱する商談の声で埋め尽くされ、BtoBイベントとしての圧倒的な強さが感じられました。

通路にまで人があふれ、活発な商談が行われる会場内。終始強い熱気に包まれていた

大阪展初出展ながら怒涛の集客を記録し、新たな事業者との商談を成立させたJR東日本のブース

今回、大阪展への初出展となったJR東日本のブースには、3日間で約6,000人が押し寄せる怒涛の集客を記録。「安全教育eラーニング」などの出展内容を通じて、広く西日本エリアをはじめとする事業者との商談が成立し、担当者からは「体感では8,000人ぐらいが来たのではと感じたほど。次回も出展しない理由がない」と最上級の評価をいただきました。

連日ほぼ満席となり、最新の製品や技術、コンテンツに耳を傾ける受講者で埋まったセミナー会場

また、同じく出展した阪急阪神は目標を大きく上回る1,700枚の名刺を獲得。外資系のクノールブレムゼも準大手鉄道事業者との商談に繋がり、「メンバー全員が大満足。次回はさらに規模を大きくして、東京・大阪の両方に出たい」と強い意気込みを語るなど、出展者が大きな成果を実感していました。さらに、併設されたセミナーや企業プレゼンテーション会場も大半がほぼ満席となるなど、情報収集に対する来場者の真剣な眼差しが印象的でした。

次世代の熱気が爆発!
若き才能が集結した「リクルート企画」

本展示会における新たな挑戦として注目を集めたのが、初開催の「リクルート企画」です。参画企業は89社にのぼり、来場した学生数は当初目標の500名を遥かに上回る680名を記録。就職活動に励む大学生はもちろん、内定を手にしながらも真摯に業界研究に励む高専生や、遠方から駆けつけた東京都内の学生など、未来の鉄道界を担う人材たちの情熱が会場全体を大きく沸かせました。

各企業ブースやセミナーでは、学生たちが企業紹介の動画を見たり、熱心に質問したりする姿が見られた

近畿車輛のブースでは、目を引く動画展示やコーポレートカラーの袋を活用した工夫が功を奏し、最終日の午後になっても学生の訪問が絶えない大盛況ぶりに。また大阪メトロのブースでは、学生から「シフト制や泊まり勤務の実態」といった、現場の働き方に迫る実践的な質問が次々と飛び交っていました。予想以上の学生の反響に、東京メトロの担当者が「採用担当を配置すればよかった!」と嬉しい悲鳴(悔しさ)を漏らす一幕もありました。

リクルートコーナーに設置された求人票を、真剣に見入る学生や社会人の姿も多く見られた

舞台裏の奮闘と、2年後の「2028年11月」に向けた次なる展望

この大成功の裏には、運営スタッフたちの足と知恵を使った奮闘がありました。
リクルートコーナー(5号館奥)への学生の足取りが鈍いと察知するやいなや、新入社員のスタッフ4名が自発的に3~5号館を巡回して直接声をかける作戦を敢行。用意していた約300枚のギフト券をすべて配り切り、集客を支えました。

もちろん、初めての試みだからこそ見えてきた「会場マップの視認性」や「案内導線の工夫」といった課題もあります。これらは次回への貴重な改善提案として、さらに洗練された運営へと活かされていきます。

次回の大阪開催は、出展者・運営側の負担を考慮し、東京展(11月)と時期を揃える形で2年後の「2028年11月」を予定しています。今回のリクルート企画の成功と「もっと学生と交流したい」という企業からの熱い要望を受け、次回は土曜日も含めた日程で、規模を拡大した「鉄道業界探求フェア・大阪」へとパワーアップして開催する予定です。

今回の熱気は、そのまま売上増や顧客満足度へと直結しています。産経新聞社はこれからも、業界内外の多くの方々が出会い、より良き関係の発展に少しでも寄与できる場として、価値あるプラットフォームを提供してまいります。

編集後記

ビジネス一色の会場かと思いきや、会場内には引退した「ドクターイエロー」の写真パネル展示などもあり、ひっきりなしに来場者が訪れる癒やしのスポットに。また、屋外展示での保線作業の実演を食い入るように見つめるビジネスマンのほか、会場内には小中学生の姿も見られるなど、誰もが「鉄道の魅力」に引き込まれた、温かくも熱い3日間でした。

(左)引退した「ドクターイエロー」の写真パネル展示、(右)保線作業の実演