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インタビュー・レポート

事例紹介
鉄道業界探求フェア

鉄道企業と学生が熱く交流 セミナーから体験コーナー、ネットワーキングまで

鉄道業界探求フェアが始まり、会場は多くの学生らでにぎわっていた=8月7日、東京都新宿区(川口良介撮影)

産経新聞社主催、国土交通省後援による鉄道業界に特化した就活支援・業界研究イベント「鉄道業界探求フェア」が、新宿住友ホール(東京都新宿区)にて3日間にわたり開催されました。

会場にはJRグループや大手私鉄、鉄道インフラを支えるメーカーなど約30社が出展。連日、高校生や大学生、専門学校生らが多数来場し、仕事の醍醐味(だいごみ)や職場の雰囲気、採用計画について企業の担当者へ熱心に質問を重ねる姿が見られました。

現場の魅力を直接実感!
熱気に包まれたブースと体験コーナー

鉄道業界探求フェアで鉄道系ユーチューバー、がみさん(左)が、京浜急行電鉄の島田恵輔さん(中央)を取材=8月7日、東京都新宿区の新宿住友ホール(高橋天地撮影)

会場内は終日、熱気にあふれていました。参加した学生からは、「採用担当者との会話は緊張しがちですが、フレンドリーな雰囲気で各ブースを回りやすかった」「鉄道車両に関わる仕事に就きたい。メーカーごとの特徴や仕事内容を直接聞けて、志望企業を考える良い参考になった」といった満足度の高い声が寄せられました。

採用担当で車掌経験もある京浜急行電鉄 人材戦略部の島田恵輔さん(32)は、「外からは見えにくい我々の仕事の魅力を知ってもらえた。学生のみなさんからも熱心な質問が相次ぎ、有意義な交流になった」と手応えを語っていただきました。

人気ゲーム「電車でGO!!」 で本物さながらの運転操作を楽しむ学生たち=8月7日、東京都新宿区の新宿住友ホール(高橋天地撮影)

また、会場には人気鉄道運転ゲーム「電車でGO!!」を体験できる特設コーナーも設置され、本物さながらの運転操作を楽しむ学生たちの長い列ができていました。

当日は人気鉄道系YouTuberのがみさん(30)も来場し、「鉄道会社にも多様な仕事があることを丁寧に伝えたい」と精力的に取材を実施。撮影された動画は、YouTubeチャンネル「乗りものチャンネル」にて公開されています。

キャリアの将来像を描く多様なプログラム

鉄道業界探求フェアの初日、鉄道人材のあるべき姿を語った銚子電気鉄道の西上いつき社長=8月7日、東京都新宿区の新宿住友ホール(高橋天地撮影)

期間中は、業界への理解を深めるための講演や座談会も連日開催されました。

初日には銚子電気鉄道の西上いつき社長が登壇、「『好き』を仕事に。その先に必要な『鉄道人材』とは?」をテーマに講演を行いました。自身が車掌や運転士などを経験してきた歩みを振り返りながら、「さまざまな業務に関わることで広い視野が身につく」と、多様な経験を積むことの大切さを伝えました。

出展企業の社員が登壇した「若手社員座談会」=8日、東京都新宿区(川口良介撮影)

2日目には、鉄道関連企業4社の若手社員による「若手社員座談会」を開催。自身の就職活動を振り返りながら、効果的な自己PRの作成法やグループディスカッションのポイントについて、学生たちへ実践的なアドバイスが送られていました。

続いて行われたアカデミック講演では、車両等の設計に長年携わってきた大学教授が登壇し、文理の枠にとらわれずに幅広く学ぶ姿勢や、仕事に対する「志」を持つことの重要性を説きました。

活発な対話が生まれた
「産学連携ネットワーキングパーティー」

鉄道業界探求フェアの「ネットワーキングパーティー」で交流する、学生と企業の採用担当者ら=8日、東京都新宿区(川口良介撮影)

同日夜には、「産学連携ネットワーキングパーティー」も開催。フェアに出展した企業の社員と学生をはじめ、大学教授や高校教諭らが所属の垣根を超えて直接交流を深めました。

会場では、優秀な人材を巡る活発な対話が見られました。中には、信号機メーカーの採用担当者が、懇意にしている建設会社の担当者に「あの青年は当社に来てくれると思います」と笑顔を見せると、建設会社側も「実はうちもチェックしていました」と応じる一幕も。また、そばにいた事業本部長が「良いご縁ですね」と頷く中、都内の大学院生が「ぜひ私の話も聞いてください!」と自ら輪に加わるなど、非常に積極的なコミュニケーションが広がりました。

参加した学生たちはメモを取りながら企業担当者と深く語り合い、鉄道業界の将来像に思いを馳せる、大変実りある機会となったようです。

産経新聞社はこれからも、日本の誇る鉄道業界の未来を担う方々が出会い、ともに新しい価値を創造していくための、価値あるプラットフォームを提供してまいります。